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現在の製品における安全性に関して
最近の石綿関連の話題が新聞等で大きく取り扱われ、現フジパイプ及びFWパイプに関してもその安全性等についてご心配をお持ちのお客様がお有りかと思われましたので、その安全性等について以下に取りまとめました。
1 アスベスト含有の旧フジパイプについて
弊社は、1989年(平成元年)1月以前に製造販売しておりました旧フジパイプ(製品名:フジパイプ#1000シリーズ)については石綿(アスベスト)を含有しておりましたが、それ以降に販売しております現フジパイプ(製品名:フジパイプ#7000シリーズ)については石綿をガラス繊維に変更しており石綿は一切含まれておりません。
また、FWパイプについては1972年(昭和47年)12月の製造当初からガラス繊維を使用しており石綿は一切使用しておりません。
従って、現フジパイプ、FWパイプとも石綿に関する問題は全くありません。
2 ガラス繊維の安全性について
ガラス繊維の安全と健康については、硝子繊維協会の資料に以下のように記載されており、問題がないと結論されております。詳細は硝子繊維協会のホームページ(http://www.glass-fiber.net/)でご確認ください。
- 触れるとチクチクしたり、かゆくなることがありますが、チクチクは一時的なもので、皮膚に炎症等は起こしません。
(アレルギー体質の方等はこの限りではありません) - 硝子繊維の粉塵の直径、長さは石綿に比べ大きく、ほとんどの粉塵はすぐに落下し、空気中に長くとどまっていられません。また、吸入されても鼻や気管支でほとんど除去されます。
- 通常の取り扱い作業では、呼吸器系の疾病を起こす危険性は全くありません。また、通常の呼吸では体内の防御・免疫機能の働きによって発ガン等の健康への影響もありません。
- 国際ガン研究機関(IARC)の評価でも安全性が認められております。
このことより、現フジパイプ及びFWパイプは、いずれも安全/健康上問題なくご安心してご使用いただけるものと判断しております。
3 フジパイプ、フジFWパイプの施工時の注意事項
フジパイプ及びフジFWパイプは石綿を使用していないため安全ですが、施工時の切断、研磨時には硝子繊維を含む粉塵が発生しますので、健康障害防止等の観点から以下の対応が必要です。
- 皮膚を守る手袋や長袖の着衣、保護メガネや帽子等を着用する。
- 切断、研磨等の粉塵が発生する作業を行なう場合には、必ず防塵マスク等の保護具を着用する。
- 作業中は可能な限り、集塵機等で粉塵を吸収し、周囲への飛散を防止する。
- 作業終了後には、周囲に堆積した粉塵等を掃除機等で清掃する。
- 残材や廃材はポリ袋等に入れ、粉塵が飛散しないようにする。
なお、不明点/疑問点等がございましたら、ご遠慮なく弊社までご相談ください。